鰻と柚子の和箸 緑・本朱/2022.7.12
緑と本朱の和箸に、それぞれ鰻と柚子の蒔絵が入ったものを、とお客様から御注文を頂きました
鰻と柚子になにか御縁がお有りですかとお伺いしたところ、御主人様は鰻が、奥様は柚子が大変お好きとのことでした
お箸も毎日使うものですし、お好きなもののモチーフを使う度に目に入れられるのは楽しいことですものねと、お作りする運びとなりました
![](https://genta-urushi.com/wp-content/uploads/2022/05/015C9CB9-8A0E-482F-8A67-AD03BFE1429D-scaled.jpeg)
![](https://genta-urushi.com/wp-content/uploads/2022/05/074F3A2D-0425-4493-B308-95F6549BA17E-scaled.jpeg)
![](https://genta-urushi.com/wp-content/uploads/2022/05/08831C52-1EB9-446C-A4F0-52879370B5F5-scaled.jpeg)
制作している幾種かのお箸の中から和箸を選んで頂いて、色も緑と本朱と決まり、いよいよモチーフのデザインです
僕は学生の頃から染織を手掛けている娘のデザイン力を、親バカながら実はとても買っていまして、今回のデザインも娘に依頼することに決めました
御主人様は漫画チックな鰻を、奥様はリアル感のある柚子を、それぞれご希望でしたので、娘にもその旨を伝えたところ、ご依頼頂いたお客様にも喜んで頂けるデザインが仕上がってきました
鰻は滑り感とくねった動きを、柚子はぼこぼこしている質感を表しているのだそうです
蒔絵を施してくれたのは、いつも我が工房の蒔絵スタッフとして活躍してくれている蒔絵師のYちゃんです
彼女とイメージの摺り合わせを何度か重ね、写真のような仕上がりになりました
お客様にも大変喜んで頂けて、僕たちも嬉しく思っています