林源太 香 秋のうるし展 奈良 五風舎/2025.11.27

林源太 香 秋のうるし展

奈良 五風舎

10/29(水)~11/3(月) 11:00~17:30

東大寺旧境内の築150年以上経つという古い日本家屋

南大門と大仏殿の間にふらりと出られる小径は

五風舎から歩いてほんの一瞬

今回も素敵な空間で展示会をさせていただきました

今回の御案内状は夏椿と紙風船

夏椿の蓋ものは手彫りとなっております

蓋の摘みに白蝶貝をはめ込み、柔らかく光る仕様にしています

紙風船はペンダントにしました

細かく千切った和紙を貼り、その上から銀粉を蒔いて色分けした漆を数色塗りました

子供時代の思い出とほっこりした思いを、常に身につけられたら良いなあと作ってみました

いつも毎回の会期は、秋鹿の鳴き声が夕暮れ時に聴こえてくる季節です

今展も静かな空気感の中、閉廊する時分が近づくと、牡鹿の鳴き声が遠く響いて、古都奈良ではの雰囲気を堪能できました

ちょうど正倉院展の会期とも重なり、国内外を問わず、五風舎の門を潜って下さるお客様で賑やかだった日中に比べると、更に日暮れてからのしんと静かな水門町の雰囲気が、しみじみと心に沁みた滞在会期期間でした

古い伝統的な建物で展示会をする時はいつも思うことですが、その場所その時にしか感じることのできない唯一無二の空間に、作品と共に身を置いていると感じます

いくら新しいものを同じように作っても、歳月と共に古びてきた建物や空間と同じものにはならないと、当たり前のことですが、そんな様に思います

漆の作品が持つ凛とした魅力も、この静かに呼吸している五風舎という他に変え難い空間にあって、烏滸がましいですが多少なりとも増すのではないかなと、今回特に感じながら会期を終えました

今展もお近くから遠くから、御高覧下さった皆様には心から御礼申し上げます

五風舎での展示会を毎回楽しみにして下さる皆さまに、次回も目で心で愉しんで頂けるよう、また個々の誇りをもって内なる世界を表現するものづくりに、これからも励んでいきたいと思います

今展も五風舎オーナー御夫妻、スタッフの方々に細やかなお気遣いを頂き、お世話になりました

ありがとうございました

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