乾漆酒盃・本朱 燻銀螺鈿/2021.8.14

乾漆技法で作る酒盃。木や石膏で型を作りそれに麻布を被せて成形するタイプのものと、麻布と錆漆を塗り重ね、じかに手捻りでフリーに成形するタイプ、2種の技法の乾漆酒盃を、この夏はたくさん作っています。

今回は、手捻りで成形した酒盃のご紹介を。

麻布に錆漆を重ね元となる形を作った段階の写真です↓。この上から生漆や錆、木製の高台などを足していき、上塗りまで本当に多くの作業工程を経て、↑上3枚の写真の様に完成した酒盃になっていきます。

奥に映っている筒のようなものは花器になる予定の乾漆です。片口や酒盃に花器と、多種にわたる作品が生まれています。秋の個展に向けて様々な漆器を製作していきます。